くせ毛は乾かし方で改善できる?
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毎日くせ毛に悩まされている方は多いです。くせ毛は自分の力でスタイリングをするのも難しく「できればくせ毛を抑えたい」と常に思います。
くせ毛を抑える、改善させる方法はたくさんありますが、実は乾かし方を改善させるだけでもくせ毛を抑えることはできるのです。
毎日お風呂上がりに髪を乾かすと思いますが、この乾かし方次第でくせ毛を抑えることは可能です。お風呂上がりに間違えた乾かし方をしている人には尚更効果があります。
今回はそんなくせ毛に悩む男女向けに正しい乾かし方をまとめてみました。
くせ毛は乾かし方が悪いとひどくなってしまう場合がありますので、後天的にくせ毛になってしまっている人は乾かし方でかなり改善されます。もちろん遺伝的なくせ毛に悩まされている人にも効果のある乾かし方ですので、くせ毛の正しい乾かし方を憶えて、毎日のくせ毛ケアに繋げられれば幸いです。
簡単にできる乾かし方ですので、少しでもできる範囲で実践してみましょう。
くせ毛をきちんと乾かさないとどうなる?
まず毎日のお風呂上がりにくせ毛を乾かしていない人は、毎日乾かすようにしましょう。
くせ毛は乾かさずに自然乾燥させていると、くせが強くなってしまうことは避けられません。ドライヤーで毎日乾かすのが面倒だと感じる人もいると思いますが、寝る前には髪が乾いている事がベターです。
お風呂上がりの髪は、髪の外側のキューティクルと言われる部分が開いてしまっている状態ですので、乾かさずに寝てしまうと髪と枕の摩擦で傷んでしまい、くせが強くなってしまいます。
なかなか寝癖が直らないという人のほとんどは、前日に髪を乾かしきっていない事が原因です。寝癖が直らないということはそれだけ強いくせがかかってしまっている状態ですので、くせ毛の人が乾かさずに寝てしまうと、くせが強くなってしまうことは容易に想像できます。
キューティクルはあなたの髪を守ってくれる外皮的役割がありますので、濡れて開いているキューティクルを早めに閉めることで髪へのダメージを軽減させることに繋がるのです。
そして髪を乾かす時は、まだキューティクルが開いている状態ですので、間違えた乾かし方をしているとキューティクルが閉じる前にダメージを与えてしまい、くせが強くなってしまうこともあります。
そのためくせ毛を改善させるためには、できるだけ髪にダメージを与えずに乾かすことも重要です。
アイロンや縮毛矯正のしすぎは取り返しのつかないダメージに?
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くせ毛がなかなか治らないために、毎日のアイロンや縮毛矯正をしている人も多いですが、アイロンのしすぎや縮毛矯正のかけすぎは確実に髪へダメージを与えています。
やりすぎてしまうと、髪がどんどんぼろぼろになり、艶のない髪になってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
ある程度のくせ毛は乾かし方次第で改善できます。くせ毛の程度によってはアイロンや縮毛矯正ほど綺麗にはならなくてもくせ毛を抑えることはできるのです。
ある程度くせ毛を抑えることができれば、アイロンの温度を下げたり、縮毛矯正の薬剤を弱めたりすることもできます。正しい乾かし方をしておくことで、今よりも弱いダメージ量にしてあげることはできますので、アイロンや縮毛矯正に頼っている人も、正しい乾かし方で髪を乾かすようにしましょう。
くせ毛を改善させる乾かし方
それではくせ毛を改善させる乾かし方を詳しく説明していきます。順序立てて説明していきますが、どれか一つ守れるだけでもくせ毛改善の効果があります。
くせ毛を本気で改善させたいのであれば、すべて実行してほしいですが、自分にできそうなものだけをこれからの生活に取り入れるだけでも良いでしょう。
毎日美容院に行けば綺麗な髪を維持できますが、そうもいきません。毎日あなたができる範囲で髪を守っていく必要があります。
それではくせ毛を改善させる乾かし方を説明していきましょう。
ドライヤーの前にタオルで軽く拭く
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びしょぬれのままでドライヤーを使うのはあまり良くありません。しっかり髪の水分を取っておかないと、ドライヤーを使う時間が長くなってしまい、ドライヤーの熱で髪を傷めてしまいます。
ドライヤーはできるだけ使わないほうが熱による傷みを抑えることができるため、タオルで拭き取れる分の水分は取っておきましょう。
ただし前述したように、お風呂上がりの髪はキューティクルが開いている状態ですので、刺激を与えると髪が傷んでしまいます。タオルで吹く時はガシガシこするのではなく、頭皮を優しく拭くようにして水分を取っていきましょう。
また髪を拭く際は髪をこするように拭いてはいけません。髪が濡れたまま寝ると、枕と髪の摩擦でくせが酷くなってしまうように、髪を拭き取る時もできるだけ摩擦が起きないようにすることが大切です。
毛先をタオルで拭く時は撫でるというよりもふんわり押し当てるようにして水分を取るようにします。
ドライヤーは振りながら温風であてる
タオルで拭き取れる分の水分を取ってあげたら、次はドライヤーで乾かしてあげます。
この時ドライヤーのかけ方ですが、ドライヤーの温風が1箇所に集中しないようにドライヤーを振りながら髪を乾かしていきましょう。ドライヤーを1箇所に当ててしまうと、乾くのは早いのですが、ドライヤーの熱で傷んでしまいます。
できるだけ髪が高温にならないように、温風で満遍なく乾かしてあげることを意識しながら乾かしてください。
ドライヤーを振りながら乾かしたほうが早く乾くため、ついつい振らずにやってしまうのですが、それではくせ毛は悪化してしまいます。
温風で乾かすものの、高温で乾かすのではなく、常温の風で髪を乾かす事をイメージしてドライヤーは使いましょう。
ドライヤーは遠くからあてる
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先程の振りながら乾かすと同じ理由ですが、ドライヤーの熱で髪が痛まないように、ドライヤーは遠くからあてるようにします。
ドライヤーが髪と近いと、どうしても熱風になってしまいますので、あまりよくありません。ドライヤーの熱から髪を守るためにも、ドライヤーは遠くから当てることを意識します。
つまりドライヤーのかけ方は遠くから振りつつ、風をあてて乾かすようにしましょう。
・ドライヤーは遠くから
・ドライヤーを振る
この2点を守れるだけで、温風ではなく常温の風で髪を乾かせることを実感していただけると思います。
根元から毛先に向けて乾かす
先程の乾かし方で髪を乾かしていくのですが、髪にも乾かす順序があります。
髪を乾かす際には「根本⇒毛先」の順にドライヤーをあてていきましょう。髪の毛先は自然乾燥で乾きやすいのですが、根本は髪の毛が密集しているため、乾きにくいです。
乾きにくい根本から乾かしていかないと、毛先だけが先に乾いてしまい、毛先に余分な熱のダメージが入ってしまいがちになります。
ドライヤーによる熱で髪は傷みますので、理想は根本と毛先が同時に乾ききることです。そのためにも髪を乾かす場合は乾きにくい根本から順に乾かすことが大切です。
最後は冷風で締める
ある程度乾ききったら最後は温風から冷風にシフトしましょう。
ドライヤーの温風をあてていると、だんだん開いているキューティクルが閉じてきます。キューティクルが閉じようとするところで冷風をあてることにより、キューティクルが引き締められて、艶のある髪になっていくのです。
「もう乾ききるかな?」と感じた時に仕上げは冷風で乾かしてあげましょう。またこの時も髪を乾かす手順として根元から毛先の順に乾かすようにします。
キューティクルがしっかり閉じれば、外界からの刺激を受けにくくなり、くせ毛が酷くなりにくくなるため、キューティクルをしっかり閉じてあげるためにも、髪はしっかり乾かすようにしましょう。
ヘアトリートメントを使ってさらにくせ毛を改善
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くせ毛は正しい乾かし方で乾かせば、ある程度改善させることはできます。しかしドライヤーを使って乾かすことで熱による傷みが生じるのも事実です。
ドライヤーの熱を使ってキューティクルを閉じることが先決なので仕方のないところはあるのですが、キューティクルをすぐに閉じつつ、ドライヤーの熱による傷みを防ぐためにトリートメントも使うことをおすすめします。
トリートメントは髪の外皮をコーティングしてくれますので、熱によるダメージを軽減させてくれる効果があるので、できるだけしておいたほうが良いです。
トリートメントまでやればくせ毛改善に一歩進むことができますので、余裕のある方はトリートメントまですると良いでしょう。
ドライヤーは高温のものではなくて風量が強いものをおすすめ
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くせ毛を改善するためのドライヤー選びですが、高温の風が出るドライヤーではなく、風量が多いドライヤーを選ぶことをおすすめします。
髪を早く乾かすためには、高温のものか風量が多いものかの2択です。
これまで再三説明したように、髪は熱によるダメージを受けるため、あまり高温なのはよくありません。現に美容院などで使われるドライヤーは熱よりも風量を重視したドライヤーが多いです。
髪はしっかり乾かさないとキューティクルが開きっぱなしになってしまいますので、しっかり乾かすのと同時にできるだけ早めに乾かすことを意識しましょう。
乾かすのが早ければ早いほど、キューティクルが開いている時間が短くなり、ダメージを受ける時間も比例して短くなります。くせ毛を改善させるためには「いかに早くキューティクルを閉じるか」が大切だと言っても過言ではありません。
ちょっと今使っているドライヤーは風量が弱いと感じるのであれば、風量の多いドライヤーに買い替えてみてはいかがでしょうか?
ドライヤーを買い換える際は風量の単位を確認することができます。ドライヤーの風量の単位は「m3/分」と表されており、1.3m3/分もあれば十分な風量があるラインです。
もっと風量の大きい1.99m3/分のドライヤーもありますので、予算と相談して決めてみるのも良いでしょう。
まとめ
くせ毛を改善させる髪の乾かし方はどうでしたか?
いずれも簡単にできる髪の乾かし方を紹介しました。くせ毛が強い人は完全に直毛にすることは難しいかもしれませんが、ある程度のくせ毛の人はこの乾かし方を実行するだけでくせのない髪になります。
くせ毛が強い人もある程度抑えることができますので、ぜひ挑戦してみてください。
お風呂にはもちろん入りますし、髪は毎日濡らします。お風呂上がりはキューティクルが開いてしまい、ダメージを受けやすい状態になりますので、髪はできるだけ早く乾かすようにしましょう。
今回紹介したくせ毛が改善する髪の乾かし方は毎日の積み重ねで段々と効果が出てきます。今回紹介した乾かし方のどれか1つでも多くの乾かし方を実践して、あなたのくせ毛を改善させていきましょう。