「あれ?うちの子はひょっとしてくせ毛なのかな?」
赤ちゃんが生まれて髪が生え始めた時に、ちょっとくせ毛っぽいと不安になります。特に女の子は思春期になるとくせ毛がコンプレックスになりがちです。
コンプレックスを抱えて悩んでいる成長した子どもの姿はあまりいいものではありませんし、できるものなら今から矯正しておきたいと考えるのが親心というものでしょう。
ちまたでは一度坊主にすると治るという声もありますが、そんなことはありません。
そして両親が直毛でも赤ちゃんがくせ毛になることはあります。
今回は赤ちゃんがくせ毛になってしまう理由や直毛に治す方法はあるのかまとめてみました。
赤ちゃんがくせ毛だと将来が心配...
View this post on Instagram
赤ちゃんがくせ毛だと、自分の子どもの将来を心配する親は多いです。くせ毛がコンプレックスで暗い学校生活を送ってしまう子どもはいますし、できるなら直毛で髪に悩まない生活を送ってほしいと思います。
ただ赤ちゃんがくせ毛だからと言って、将来はくせ毛が確定しているということは全くありません。
赤ちゃんの頃がくせ毛でも成長すると直毛になったり、赤ちゃんの頃直毛でも成長するとくせ毛になったりするなどケースは様々です。
赤ちゃんがくせ毛になってしまうのにはちゃんとした理由があります。
赤ちゃんのうちにくせ毛になっているからと言って心配することはありませんので、安心しても良いでしょう。ただしそのままくせ毛になってしまう赤ちゃんがいるのも事実です。
赤ちゃんのくせ毛は遺伝なの?
赤ちゃんのくせ毛は遺伝による所も大きいです。
父親か母親のどちらかがくせ毛の場合は、高い確率で遺伝します。
くせ毛は親から子に受け継がれやすい優性遺伝ですので、直毛同士の夫婦でない限りは、くせ毛の赤ちゃんが生まれてしまっても仕方ないです。
さらに直毛は受け継がれにくい劣性遺伝ですので、父親と母親のどちらかがくせ毛であれば、くせ毛になる可能性のほうが高くなります。
ただくせ毛にも強弱がありますので、子どものうちから適切な方法を取ってあげることで、くせ毛が気にならないくらいに弱くすることも可能です。
もし父親と母親の両方が直毛でない限りは、赤ちゃんがこのまま成長してくせ毛で悩まないように、対策を打ってみても良いかもしれません。
赤ちゃんがくせ毛になる理由
赤ちゃんがくせ毛になる理由には、もちろん遺伝によるところもありますが、他にも様々な理由があります。
理由が分かれば改善策も見えてきますので、その改善策も一緒に見ていきましょう。
髪の毛が柔らかいので寝癖がつきやすい
View this post on Instagram
赤ちゃんにくせ毛が多いのはこれが理由でしょう。
赤ちゃんの頃に生えている髪の毛はまだ産毛です。とても細くて柔らかい髪の毛をしています。さらに赤ちゃんは寝るのが仕事です。寝ると寝癖がついてしまいますので、その寝癖がくせ毛に見えてしまう理由だとも考えられます。
寝て起きてを繰り返すので、寝ぐせが治りにくいのです。意外と気づかない家庭も多いので、心配せずに今のうちのふわふわくるくるなくせ毛を写真に収めておくぐらいの余裕があっても良いかもしれません。
頭皮の毛包が歪んでいる
これは大人のくせ毛にも言えるのですが、くせ毛というのは生えてからくるくるするのではなく、頭皮の内側のときからくせが付いた状態で生えてきています。
直毛の人は髪の断面が綺麗な円の形をしているのですが、これが楕円形になると頭皮の中でくねりながら生えてきますので、頭皮から出てきた髪もくねくねした状態で生えてくるのです。
これは遺伝でこうなってしまうことも多いのですが、赤ちゃんはこれから先、成長するにつれて頭も大きくなっていきますので、その成長段階で断面が楕円形から綺麗な円の形になる場合もあります。
しかしこの頭皮が綺麗な円形だったとしても、毛穴に汚れが溜まってしまい、そのまま頭が大きくなってしまうと、断面図が汚れによって楕円形のままに成長してしまい、歪んだ毛穴になってしまうケースがあるのは事実です。
特に赤ちゃんは寝ていると頭が蒸れて、汗をかきやすいので汚れが溜まりがちです。1日に1回はお風呂に入れてあげて、頭もしっかり洗ってあげましょう。
生活習慣
「くせ毛は遺伝!」という話は有名ですが、実は両親ともに直毛でも赤ちゃんの生活習慣が悪いとくせ毛になってしまう可能性はあります。
くせ毛になってしまう原因として頭皮に問題がある話を前述しましたが、生活習慣が悪いと頭皮に問題が出てくることもあるのです。成長段階で頭皮に異常があると、せっかく綺麗な円形だった毛穴が楕円形になってしまう可能性があります。
そうならないためにも、頭の成長とともに、髪にもしっかり栄養を与えて、真っ直ぐ伸びるようにしてあげなければいけません。
そのため子どもの頭が大きくなる成長期には、しっかり髪にも栄養が行くように、睡眠と栄養の取れた食事を摂らせてあげることが大切です。
もちろん母乳をあげている母親もきちんとした生活習慣を送るようにしましょう。
赤ちゃんのこれからのくせ毛事情
赤ちゃんはこれからどんどん成長して体も大きくなっていきます。それに合わせて頭皮も変化してきますので、どのタイミングでくせ毛もしくは直毛になるのかが分かります。その時までは洗髪を綺麗に、栄養をしっかり取ることを意識しましょう。
産毛のうちはくせが出やすい
View this post on Instagram
生まれてすぐのころは産毛が伸びているだけですので、くせ毛が出やすいです。この時はくせ毛になってしまう赤ちゃんが多いので、あまり気にする必要はないでしょう。
ただ赤ちゃんの内にできるだけ髪に栄養を与えてあげることで、髪の生え変わりに備えておくと、生え変わり後は綺麗な直毛になる可能性も高くなります。
赤ちゃんのうちは母乳で栄養をあげますので、お母さんがしっかりとした生活習慣を送ることが大切な時期と言えるでしょう。
3歳を過ぎると髪質が変わる
View this post on Instagram
3歳頃までの期間が赤ちゃんの産毛が抜き変わっていく時期です。
産毛の抜きかわりで髪の毛が変化していく途中ですので、時期によってくせ毛の時期があったり、直毛の時期があるなど変化が激しい時期とも言えます。
極度にくるくるになることも充分にありえますので、あまり気にせず、3歳まではとにかく充分な洗髪と栄養を与えてあげましょう。
そして3歳を過ぎると髪の生え変わりが終わり、髪質がほぼ確定します。もしあなたの子どもが3歳でくせ毛であれば、もうその後の生活はずっとくせ毛になる可能性が高いです。
ただくせ毛になるのは遺伝の力が強いので、人の力で完璧な直毛にするのはかなり難しいため、仕方のないことです。それからも毛穴に汚れを溜めないようにしっかりと洗髪をしてあげたり、充分に栄養を摂らせてあげることくせ毛はある程度抑えることができます。
これができないとどうしようもないくらい強いくせ毛になってしまう可能性もありますので、忙しくても食事は充分に摂らせてあげてください。
思春期になるとまた髪質が変化する
3歳頃には髪質というのはほぼ確定するのですが、たまに思春期になった時に髪質が変わるケースもあります。
思春期は男性ホルモンや女性ホルモンの量が著しく変わる時期ですので、そのホルモンバランスによって直毛になったり、くせ毛になったりすることもあるのです。
ホルモンバランスの影響で体が大人に近づく変化が起きるように、髪質にも変化が起きてしまうパターンもあります。ホルモンバランスによる髪質の変化はまだまだ解明されていない点もありますので、一概には言えませんが、思春期を境に髪質が変わる人が多いのは事実です。
ただくせ毛になるだけでなく、髪質に硬さが出てきたり、細くなったりする人もいます。
これからくせ毛にならないためには成長期が肝心
くせ毛は遺伝による所も大きいですが、成長期にケアをしっかりしてあげれば、直毛を保つことができたり、くせをある程度抑えることができるようになります。
結局のところ日々の努力がくせ毛を防ぐ唯一の方法です。また毎日努力してもくせ毛のままのことが多いのも事実ですので「絶対に直毛にしてあげたい」と思ってもそれは難しいです。
親としてくせ毛の子どもにしてあげられることは、くせを抑えるための毎日のヘアケアや好き嫌いをさせずにバランスの取れた食事、睡眠を摂らせてあげることしかできません。
やればやるだけあまり気にならないぐらいの弱いレベルのくせ毛で済むこともあります。できる範囲で赤ちゃんのうちからくせ毛事情を改善させてあげれると良いでしょう。
今は赤ちゃんのくるくるくせ毛を楽しむ
View this post on Instagram
現時点では医療技術でも発達しない限り、くせ毛を完璧な直毛にするということはできません。
また3歳まではどうしてもくるくるしたくせ毛になってしまいますので、今はあまり気にしすぎず、今の柔らかくてふわふわなくるくる髪の毛の子どもを楽しんでみてはいかがでしょうか?
別にくせ毛が悪いということはなく、ちょうどいいゆるふわくせ毛の思春期に育つかもしれません。
どちらにしても赤ちゃんほど髪が細くて柔らかい時期はありませんので、いっぱい写真を撮ってあげるなど可愛がりましょう。
言われるまでもないことですが、自分の子供は可愛いものです。今しか見れないその姿を味わえるのも今のうちかもしれませんよ?